レビュー

Jabra Elite Sport 国内最速レビュー

  • Jabra Elite Sport
4.2

ヘビロテイヤフォンになること間違いなし

音質はそれなりですが、その利便性の高さから、日々のパートナーの仲間入り間違い無しのイヤフォンです。特にスポーツをする人にとっては手放せない物になると思います。
レビュースコアの考え方

はじめに

今回はJabra Elite Sportです。製品のページはこちらになります。私は予約開始直後に申し込んだので手に入りましたが、人気が高いため今は在庫切れで入荷待ち状態になっています。転送サービスを使って一足先に手に入りましたので、国内最速(notohiro調べ)レビューをしたいとおもいます。

日本でも2017/01から発売するそうですが、USだけでも在庫が足りていない状況で、どれだけの人が手に入れられるのかは・・・少し心配ではあります。

概要

まずはこちらがJabra公式の紹介動画です。

ビデオの内容とこれまでのリリース内容を要約すると、下記のようになります。

  • Bluetooth 4.1の完全ワイヤレス、両耳独立のイヤフォン。片耳だけでも使用可能。
  • それぞれのユニットにマイクを内蔵し、通話とヒアスルー機能(後述)の利用が可能。マイクを2つ利用したノイズ低減機能も実装され、使用者の声のみを相手に届ける。
  • 9時間バッテリー。連続再生は3時間で、ケース内蔵のバッテリーで2回のフル充電が可能。
  • 精度90%以上の心拍計を実装。心拍計の利用はバッテリーに影響しない。
  • IP67防水・防塵機能で3年保証。IP67とは、水深1mに30分間浸水しても耐えられる性能。
  • ヒアスルー機能により、イヤフォンを外さずに周りの音を聞くことができる。

まずは外観です。同様の競合製品(両耳独立イヤフォン)はサイズが大きく、装着後の見た目がイマイチな物がまだまだ多い状況ですが、本製品のユニットサイズは十分コンパクトで、違和感なく耳に収まっています。

ご参考まで、現時点での競合製品は下記の様なものがあります。

ざっとWebを眺めた限りの私の印象ですが、特に新興ベンチャー企業が作ったものは品質がよくなさそうです。Bragi The DashはiPhoneをポケットに入れる(耳から離れた場所にある)とかなりブツブツ切れるそうです。購入する際はメーカーも含めて吟味されたほうが良いと思います。

製品名の通り、スポーツを行うときに使うと便利な機能が各種実装されています。心拍計と3軸加速度センサにより、専用アプリを使うことで活動状況をトラッキングでき、ランニングであればレースタイムを予測しリカバリープランの提案までしてくれます。

これはただのケースではなく、充電機能とバッテリーを備えた収納ケースです。要約のところにも記載しましたが、フル充電2回分のバッテリーを内蔵しており、3時間x3で計9時間のバッテリーとなっています。

実物の外観

公式の画像や各種メディアで報道されている印象通りの実物でした。Jabraは十分大手で量産もしていますし、外観については品質面で特に気になる点はありませんでした。

ケースは思った以上に作りがしっかりしています。イヤフォンを買うとだいたいおまけのような品質でケースがついてきますが、このケースはバッテリーと充電機能を内蔵していることもあり、しっかりと作り込まれていました。

細かい使い勝手は後ほど紹介したいと思います。

イヤーピースは2種類3サイズで計6種類ついてきます。写真の真ん中にあるものが、薄い素材で密閉感が少ないもの、一番手前にあるものがコンプライのように表面に艶がありスポンジのようなものです。

一番奥にあるものはユニット自体に装着するもので、耳のサイズ・用途に合わせて装着するものです。

実際の使用感

装着感

とにかく快適です。完全ワイヤレスの快適さは、初めてワイヤレスイヤフォン・ワイヤレスヘッドホンを使ったとき、もしくはそれ以上の感動を与えてくれました。

何も意識する必要はなく、何からも阻害されず、ただ音がそこから流れてきます。この利便性の高さは、全世界の皆さんに経験してもらいたいと思うくらい、本当に快適なものでした。

私の耳は一般的なイヤフォンはすぐに外れてしまい、あるきながら音楽を聞くのも一苦労で、運動などもってのほか、という耳ですが、このJabra Elite Sportは全く外れる様子がありません。頭を振っても、トレーニングをしても、走っても、何も気にする必要がなく、安心して動けます。

他のカナル型イヤホンと同様、装着方法と自分なりのポジションを見つけるまでは少し苦労しますが、やり方を習得できれば装着感は全く問題ありません。

音質

十分に聴ける音質です。低音もしっかり出ていますし、中音域のパワフルさ、高音域の繊細さ、解像感、全体にバランスが取れていると感じます。バッテリー・無線モジュールも入れる必要があるこの小さなユニットで、よくここまでの音がならせると思います。しっかり装着できていれば、思わずにやけてしまうくらいに音質は満足出来ます。

特にパワフルな中音域が特徴的でした。おそらく、運動中・ランニング中でも聞き取りやすい音質を目指したものだと思います。とはいえ、運動中以外で聞いて違和感があるものではありません。

低音はフラットに出ていますので、人によっては物足りないと思います。ただ、イヤーピースをスポンジ状のものにし、しっかりと奥まで装着できれば、十分な低音を感じられます。低音が強すぎると気分が悪くなってしまう私にはベストなボリュームでした。

とはいえ、欠点はいくつかあります。

1つ目はホワイトノイズです。他のワイヤレスイヤフォン・ワイヤレスヘッドホンとホワイトノイズが比べ大きく感じます。MDR-1ABTは無音状態でのホワイトノイズは感じませんが、Jabra Elite Sportははっきりと感じます。とはいえ、本製品を利用するシーンはほとんどが外出先の喧騒の中だと思いますので、そこまで神経質に捉えなくてもよいとは思います。室内で使うと気になると思います。

2つ目は中音域の解像感不足です。いい音で鳴らしてはいるのですが、パワフルに出している分、解像感不足をより感じます。女性ボーカルの声やクラシックを”綺麗に聴く”には不満が出ると思います。

3つ目はダイナミックレンジの狭さです。小さいユニットの中にバッテリー・無線モジュール・ドライバーを収める必要がある以上、おそらくドライバーが相応に小さいものが収められており、音の豊かさは高級イヤフォン・ヘッドホンには到底かないません。

欠点の面では高価格帯の製品と比較して酷評してしまいましたが、そこまで音質は悪くありません。最初に述べた通り、十分満足できる音質で鳴らしてくれます。

ヒアスルー

右耳下のボタンを2回押すと有効化される機能で、ユニットに搭載されているマイクで集音した音をそのままドライバーから出力してくれる機能です。イヤフォンを外さなくても外の音が聞こえるようになるので、ランニング中に車の気配を察知したり、レジの会計時に便利な機能です。音楽再生中でも有効にできます。

この機能はあくまで補助的な機能で、過度な期待はしないほうが良いと思います。特に音楽再生中のヒアスルーは、音楽のボリュームにもよりますが、少し周りの音が聞こえるようになるくらいで、当たり前ですが、会話は全く出来ません。

一方、音楽を止めさえすれば、周りの音がしっかり聞こえるようになりますので、わざわざイヤフォンを取り外す手間がなくなります。特にカナル型イヤフォンは装着に若干の手間がかかりますので、この機能はよく使うことになると思います。

バッテリー・充電・ケース

連続で使える時間は3時間ですが、私の場合利用シーンがジム・通勤ですので、全く問題になりませんでした。使ったあとはそのままケースにしまうと自動的に充電されますので、電池残量もほとんど意識せずにいられます。

ケースには実は3つのインジケータが備わっています。一番右のMicro USB端子の上にあるものが、ケース内蔵バッテリーの充電量を示しています。左の2つが左右それぞれのユニットの充電量です。

ケースをあけたりしめたりするたびにこのランプが点きますので、ケースを充電したほうがいいのか?イヤフォンの電池は残ってるのか?ということが分かりやすく、自然と確認ができます。この部分は使い勝手がよく配慮されていると感じました。

ペアリング

ペアリングは驚くほどスムーズです。ケースの蓋を開けた瞬間に電源が入りペアリングが完了します。逆に、ケースにしまって蓋を閉めると電源が切れペアリングも切れます。この挙動は当たり前のようにも感じますが、その当たり前を当然のように実現出来ている点は素晴らしいと思います。

接続距離も十分長く、iPhoneから2-3m離れたくらいでは全く切れません。自宅の中で徒歩10歩以上離れたトイレに入ってドアを締めても繋がったままでした。この接続の良さは競合他社製品から大きく秀でている部分だと思います。

また、ペアリングはペアリング元から見ると1台に見えます。インジケータから推測するに、右側のユニットとペアリングしていると思います。その関係で、左耳ユニットだけで使う、という使い方は出来ません。片耳使用の場合は右耳利用のみになります。

操作性

見た目通り操作性はよくありません。表面に計4つのボタンが付いていますが、ヒアスルーの有効化のために使うくらいで、その他の操作はApple WatchかiPhoneから行ったほうが快適で素早く出来ます。

そもそもの製品コンセプト上、操作性は犠牲にせざるをえないとおもいますので、この点については特に不満に思っていません。

アプリとの連動・心拍数・運動量計測

心拍計を使うには、本体の接続以外に、Bluetooth SMART接続もしておく必要があります。

この接続をしておくことで、対応アプリであれば心拍数を取得することが出来ます。

Jabraの公式アプリ、Jabra Sport Lifeはもちろんですが、

Healthアプリからもリアルタイムに確認できますし、

Nike+ Run Clubのような他社製アプリからも取得することが出来ます。

私はウェイトトレーニングばかりで有酸素運動をほとんどしないため、心拍数を気にすることはあまりありませんが、ランニングをする人達にとっては重宝する機能になると思います。

ということで、レビューは下記の通り締めくくりたいと思います。

  • Jabra Elite Sport
4.2

ヘビロテイヤフォンになること間違いなし

音質はそれなりですが、その利便性の高さから、日々のパートナーの仲間入り間違い無しのイヤフォンです。特にスポーツをする人にとっては手放せない物になると思います。
レビュースコアの考え方